2番手に幸あらんことを…!
先日、こちらの記事を読みまして。
私の中の一番の2番手(?)って誰だろうって考えてみると、断トツで『宮』のユル君なんですよね。
『宮』のストーリーを簡単に説明すると、平凡なJKがある日突然、皇太子妃になったら…というシンデレラ・ラブストーリーです。
皇太子のシン君は所謂、ツンデレ王子。
私の感覚だと、意地悪9:優しさ1くらいな感じ。
ヒロイン・チェギョンがその心を開いていく訳です。
シン君のチェギョンに対する印象は「面白ぇ女」で、まさに王道中の王道と言えますね。
じゃあ、2番手のユル君はどんな子かっていうと…
もうとにかく優しい!!!!!!
2番手にありがちな!!!優しさの塊!!!!
天使か!!!!???
君は地上に舞い降りた天使なのね!!!!
それなのに、運命って奴は!!!!!
残酷すぎるぞ!!!!!!!
シン君が「ツンデレ王子」なら、ユル君は「悲劇の王子」なんですよね…
そんなユル君には大きく2つの悲劇が訪れます。
まず1つ目は、当時皇太子であったユル君の父が亡くなってしまったこと。
これによりユル君は宮廷を追われ、後の皇太子としての権利も失ってしまいます。
もともとチェギョンは皇太子と婚約するということになっていたので、ユル君の父が生きていればチェギョンと婚約するのはユル君だったのに…
そして、2つ目はまさしくチェギョンを好きになってしまったこと。
まぁ、当たり前っちゃあ、当たり前なんですが…
だけど、ユル君から優しくされたら、ヒロインだって少しくらい揺れるんじゃない…?
それがこういうもののお決まりでしょ?って思うでしょうが、『宮』は甘くない。
断言します。
チェギョンはユル君に一切、1ミクロンも見向きもしません!!!!
ユル君は!!!!一生!!!!永遠に!!!ただの友達です!!!!
シン君が元カノと浮気しても!!!
傷つけられた彼女を慰めに行っても!!!
どれだけ笑わせても!!!
話を聞いても!!!!
好きだと告白しても!!!
ユル君は…友達でしかないんです…
なぜなら、チェギョンが好きなのはシン君だから…
ユル君に入る隙なんて一切ない…
けれども、ユル君にだってチャンスはあります。
シン君を追い出し、ユル君が皇太子になればいいのです。
皇太子になれば、チェギョンが妻になるのですから。
それがチェギョンを手に入れる近道なのです。
ユル君だって、考えないはずも…
ないけど、そんなことするはずないんだな!!!!これが!!!
自ら闇落ちフラグ回避だよ!!!!
ユル君の母は息子を皇帝にしようと躍起になるものの、ユル君は乗らないんですよ。
一時的に乗ろうとしても、チェギョンが止めてって言うと、すっぱり止めちゃう。
誰よりもヒロインのことを考えてくれる。
それがイ・ユルという男。
チェギョンに出会うまでは、母のために生きてきたユル君がやっと夢中になれるものを見つけたのに…
最終回までチェギョンのために行動してくれるユル君の何がダメなんだろうね…?
優しすぎるから…?
先に出会ったのがシン君だったから…?
それとも、運命…?
思い立って10数年振りに見返してみたんですが、未だにその答えは出ませんね…
ヒロインのことを一番に考える2番手がどうか報われますように…!